中国の武器
中国の武器
中国の兵器類は幅広く、数百種類に及び、その多くは西洋では見られません。神韻公演では、歴史・伝説の物語を題材とする演目の中に、古代兵器を扱うものがあります。有名な英雄は通常、特定の武器を愛用しており、これらの武器にはたいてい不思議な力が備わっています。
例えば、『西遊記』の孫悟空は、針ほどの小さなものからそびえ立つ柱へと変化する如意棒を持っています。『三国志』で無数の戦に勝利を収めた関羽の右腕には、青龍偃月刀(せいりゅうえんげつとう)がありました。庶民や兵士は、刀、弓、竿など、より馴染み深い武器を使っていました。
古代中国の科学は様々な分野で抜きん出ていますが、冶金もその一つで、これらの兵器には多くの点で最先端の技術が駆使されていました。さらに、戦(いくさ)の道具としてではなく、名刀のように徳と高貴の象徴として尊ばれるものもありました。
ここでは、神韻の演目で小道具として用いられる武器についてご紹介します。